映画「怒り」を鑑賞しました。

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今のところ当ブログ内での私の記事は、イベントに行ったもしくは映画見た
のどちらかしか書いてないんですが今回も映画見た、です。
「怒り」を見ました。
渡辺謙・宮崎あおい・妻夫木聡・綾野剛・広瀬すず・森山未來という
天地もひっくり返る超絶豪華キャストで再現されたその作品はそれはもう素晴らしいの一言に尽きます。
「愛した人が残虐な殺人事件の犯人かもしれない」という状況に立たされた
主人公達が「信じること」と「疑うこと」の間で繰り広げられる愛と葛藤の
人間ドラマ。
千葉の港町・東京のど真ん中・沖縄の離れ小島のそれぞれを
舞台に親子・恋人・若き高校生と突然現れた素性不明の3人の青年を疑い愛し、その過程を通じてなくしたものを取り戻す、新たに手に入れるあるいは永遠に失う。
坂本龍一制作の音楽、それぞれの舞台の良さを存分に引き出した映像美、
苦悩する俳優陣の演技。
どれをとっても完璧でした。
率直な感想を申し上げますと、

見なきゃよかった。

そして「どうか原作と違う結末を」と願ってしまった作品でした。
もちろんそんな願いは通じるはずもなく、原作通り一番若い高校生の二人が最悪な結末を迎えます。
なぜ一番若い人たちに一番残酷な結末を用意したのか・・・。
ぼくはそこにやりばのない「怒り」を覚えました。作者に対して。
この反応こそ作者の狙い通りだったのでしょうか。
この感じはいつまでたっても消化できそうにないな・・・・。
映画としての出来は素晴らしかった。
でも見ないほうがよかったかも。
ただ消化できずに終わってしまった・・・。
映画館から出たときに後ろから聞こえた「妻夫木聡超かっこよかったー(はあと)という声になんだかほっとした私でした。あれなかったらしばらく落ち込んでたかも。
なんともいえずまだ言語化できないためとんでもなくあいまいな投稿になって
しまったことをお詫び申し上げます。
その日は映画を二本連続で見たんですが闇金ウシジマくんPart3はめちゃくちゃ面白かったです。
人間がお金のダークサイドにどんどんはまっていく様は反面教師として学べるし、
行き過ぎた悲劇は喜劇になるんじゃないかなと思いました。
「怒り」は三組のうち二組が救われたところに不公平感を感じたので余計に闇金ウシジマくんPart3を面白く感じました。
王道アイドル乃木坂46の白石麻衣と私のヒーローでんぱ組.inc最上もがが劇中での絡み
はなかったものの同じ映画に出演している様はなかなか乙なものでした。
shiraishi
白石麻衣/乃木坂46
moga
最上もが/でんぱ組.inc
最近映画が楽しいのでぎりぎり滑り込みでEXILE TRIBE総出演のHiGH & LOW THE MOVIE
を観に行こうと思います。何も考えずに観れる映画もまた大事ですね。
「怒り」を見て私はそう思ったのです。