サータアンダギーは最早今時、知らない人はあまりいないでしょうが、沖縄風の揚ドーナッツのことです。
地元の方言で砂糖→「サータ」、油→「アンダ」、揚もの→「アギー」で標準語に直訳すると「砂糖揚げ物(天麩羅)」となるそうです。
起源などは文献には残っていないのですが、中国のお菓子を琉球宮廷の料理人たちが学び、沖縄にあった食べ物に作り直した物がサータアンダギーである説が一般的のようです。
地元ではサータアンダギーに生じる割れ目より「女性」を象徴するとされ、縁起物として婚礼時などに食べる文化があるみたいです。
また、「男性」を意味するものとして「カタハランブー」というお菓子もあるようです。婚礼時にはこちらとサータアンダギーを盛り付けて囲んで食べるそうです。
材料
材料に関しては以下の通り
・小麦粉(薄力粉)
・砂糖(黒糖)
・卵
・ベーキングパウダー
・サラダ油
この4つを混ぜ合わせます。郷土料理なのでそのご家庭等でそれぞれの分量や、変わった材料を混ぜ合わせる事があるかと思いますが、私が作ったの分量は以下の通り
・薄力粉:160g
・黒糖:80g
・卵:Mサイズ1個
・ベーキングパウダー:小さじ2/3
・ゴマ油:小さじ1
・・・はい、やっちゃいました。未経験者がよくやっちゃう勝手にアレンジレシピです。
皆さんは最初に作る際に勝手なアレンジをせずにレシピ通りに作ることをおすすめします。
実際に作ってみる
実際に上記の分量を手で混ぜ合わせます。生地は水っぽくないので泡立て器とかを使わないようにしてください。
うまく混ざりあったら、一口サイズぐらいして、丸くします。この形成時に手に油をつけていると、手につかないので便利です。
そして、油を150℃~170℃ぐらいに熱して作った生地を投入します。
高温で揚げると表面真っ黒、中生焼けになっちゃうので注意です。
完成!
実際完成した物がこれ!
パクっと生地が割れて良い感じです。
実食
食べてみると、外側がサクサク、中はふわふわの食感。アレンジして入れちゃったゴマ油の風味もフワッときて良い感じに仕上がりました。
思わずパクパクおやつタイムに食べていると一気になくなっちゃいました。
前述の通り、かぼちゃや紫芋を混ぜる物もあるみたいなので、今度そちらにも挑戦して見るのも楽しいと思います。