戦国時代展に行ってきました。

日曜日に京都文化博物館で行われた展示会、戦後時代展にいきました。
歴史なんて漫画で読むシリーズくらいでしか知らないし最後に見た大河ドラマは西田敏行主演の徳川吉宗か竹中直人主演の豊臣秀吉だったか(真田丸ってなに?)くらいの歴史オンチの私がこのイベントに行った理由はこちら!

アンジュルムの和田彩花さんがトークイベントにご出演されたからです。
仕事の入り時間を間違え、時間潰しのために東京駅でやっていたマネ展に入り芸術に魅せられ、
大学では美術史を専攻し、仏像についてハロプロで一番精通していると公言し、著作を出版
ラジオのレギュラーを持つほどの和田さん。
そんな彼女の姿を一目見ようとイベントに出向きました。
冒頭で述べた述べたの通りの歴史オンチ、アンジュルムが気になりだしたのは去年の10月!
つまり、どちらサイドから見てもニワカ!!ミーハー代表の私!
300%和田さん目当てで行きました。
チケットに「イベントの前に必ず展覧会をご鑑賞ください」と記載されてあったのですが
開演までの一時間半、間が持つか心配でした。


が、それは杞憂に終わりました。
戦後時代、織田信長や武田信玄、伊達政宗などの有名な武将が戦っている、下克上、くらいのイメージしかなかったんですが
人が生きているところには文化と芸術が生まれるという事実を目の当たりにしました。
肖像画や屏風絵、水墨画、青磁の壺や茶器、刀や家文書などいろいろな種類の作品が展示されていました。
本当に、当たり前なんですけど「戦国時代にも芸術ってあったんだ。」というのが素直な感想でした。
戦ってばかりではなく、そこにはその時代の技術や世相を反映した展示物の数々はとても見応えのある物ばかりでした。

上杉神社所蔵の刀が二本展示していたんですがフォルムがシュッとしていて
美しく、かつカッコよかったです。これ、ハマる人に気持ちわかる気がします。

人の命を左右するものだからこそ、刀鍛冶の職にたちも命がけで作った気迫が

表れていたのかもしれません。
トランペットに憧れる少年のごとくショーウインドウ前にへばりついて見てました。

謙信愛用のアウトドアグッズと紹介されていた茶器のセットもとても印象的でした。
色々なお椀があって茶杓が牛角製だそうです。
茶会に持っていっては自慢しつつドヤ顔でお茶を点ていたのでしょうか。
仲間内のボーリングでマイグローブとシューズとボール持ってくる友達のようなメンドくさい感じを思い浮かべたら戦国武将がすごく身近に感じられました。笑

真面目な言い方をすれば先人たちの営みを芸術作品を通して違った視点で見れば案外自分たちと似たようなものだったのかも、と思いました。
もうちょい詳しく調べてもいいかもしれないです。

夢中になって展示を見ていたので気づいたらトークの開演時間ギリギリでした。開演時間押さないかなとちょっと思ってしまったくらいです。笑
トークは、和田さんもそこまで戦国時代について詳しいわけではなく我々一般聴衆に近い立場で、知らなかったりわからないことに対して率直な反応を見せてくれていたのでとても好印象でした。
後半、仏像の話をふられたときはめちゃくちゃ早口になって嬉々として語っていました。
オタクの性質はどんなジャンルでも似たものです。
好きなものを語る時の人間てどうしてあんなに素敵なのでしょう。

帰りはラーメン屋で一杯飲んでから帰りました。

得るものがとても多い、素晴らしい休日でした。