タッチタイピングの覚え方

これからタッチタイピングを覚えたい方・タッチタイピングを覚えようとして挫折した方に向けて書きたいと思います。

はじめに

今回のブログは「ローマ字入力方式」の覚え方が中心です。
ですが、同じ手順で練習することにより、かな文字入力やdvorak入力、その他の入力方式も覚えられるかと思います。
私は、これで複数の入力方式を覚えたのでオススメです。

入力方式とは?

ローマ字入力やかな入力という単語を出しましたが、そもそもローマ字入力とは何?という方へ。
ローマ字入力方式とは、キーボードに刻印されているローマ字を使って入力します。
例えば、「こんばんは」と打ちたい場合、ローマ字入力の場合は「konbanha」と打ちます。
かな文字入力の場合は、キーボードに刻印されているかな文字を使って入力します。
かな文字入力で「konbanha」と打ってしまうと、「のらみこちみてち」と意味不明な文字列が出力されます。
このように入力方式によって、キーを打つ場所が違うのですが、今回は一般的に日常でもっとも利用するローマ字入力方式の覚え方です。

練習用ソフト

タッチタイピングを習得するにあたって、かかせないのが練習用ソフトです。
練習用ソフトやタッチタイピング練習サイト等、今は数多くありどれがいいのか迷ってしまうと思います。
そんな方に、私が長年お世話になったソフトをご紹介したいのが「美佳のタイプトレーナー」です。
(選んだ理由は後に記述)
「2002/03/13 MIKATYPE.LZH(操作マニュアル)美佳のタイプトレーナ Ver2.06」をダウンロードし、任意の場所に解凍してください。
MIKATYPE.EXEをダブルクリックするとソフトが起動します。

タッチタイピング習得までの手順

ソフトを起動するとタイトルが表示されます。
適当なキーを入力するとメニューが開きます。

※どのタイピングソフトやサイトでも言えることですが、全角入力のままでは正しく動作しません。
必ず半角入力になっているのを確認しましょう。

美佳のタイプトレーナーには複数のメニューがありますが、まずは1の「ポジション練習」を選択します。
キーボードの1を入力すると画面が切り替わります。
さらに、複数のメニューが表示されますが、ここでは1の「ホームポジション」を選択します。
するとキーボードと指の画像が表示されます。

画像の紫色になっている部分の左から順番に、実際にキーボードに指を置いてください。
左小指に「A」左薬指に「S」左中指に「D」左人差指に「F」
右人差指に「J」右中指に「K」右薬指に「L」右薬指に「;」
これがタイピングをするときの基本ポジション(ホームポジション)となります。
キーを打ってホームポジションからずれた場合は必ずこの位置に戻してください。

画像を見ていただくと、Jキーと右人差指の爪が黒くなっているのがわかりますね。
これは右人差指でJキーを打ってくださいという意味です。
実際にJキーを打ってみると別のキーと爪が黒くなったと思います。
この時必ず、手元のキーボードを見ずに画面のキーボードだけを見てタイプしてください。
画面上にキーが表示されているので、簡単に打つことが出来てこれに何の意味が?と思うかもしれませんが、手元のキーボードを見ずに正しい指で正しいキーを打つことがとても大切です。
何回か繰り返してミスタイプなく打てるようになってきたら次に進みます。

次は、スペースキーを1回押してください。
すると、さきほど表示されていたものが全て消えたと思います。
この状態で画面に表示されるランダムなキーを打ってください。
この時も必ず手元を見てはいけませんまた、正しい指で打つ意識もしてください。
最初はまず打てずに、頭でどのキーだったかなあと考えると思います。考えている途中にローマ字と何指で打つかが表示されましたね。このソフトはキーボードを消してから約3秒ほどで消えていたキーが再表示されます。
そのキーを打つとまた非表示状態でランダムに表示されるキーを打ちます。
後はこれをひたすら繰り返してください。
初めは再表示されないと打てなかったものが、次第に指が自然と動いて、非表示の状態の時でも打てるようになっていきます。この時点で、ホームポジション(中段)だけですがタッチタイピングが出来ています。

タッチタイピングとは頭で覚えるのではなく、指の感覚で覚えるものです。
このソフトで手順さえ守って練習を行えば、このように体感で覚えやすく、また正しい打ち方が身につくよう作者様が考えて製作されているので、私がオススメしている理由です。

非表示状態でミスタイプなく30打鍵(30回キーを打つこと)が出来たら次に進みましょう。
Escキーを2回押したら一つ前のメニューに戻るので、「2」の上一段を選択してください。
ホームポジションからひとつ上の段の練習になります。
後はホームポジションの練習で行った手順と同じ方法を行います。
同じく非表示状態でミスタイプなく30打鍵(30回キーを打つこと)が出来たら、次は「3」へ進みます。
ホームポジション練習は全部で1~8までありますが、すべて出来るようになれば特殊記号キー以外のタッチタイピングが出来るようになっているはずです。
特殊記号キーのタッチタイピングも出来るようになりたい方は、美佳のタイプトレーナーの「2001/07/17 MIKAKIGO.LZH(操作マニュアル)美佳のタイプトレーナ 記号編 Ver2.02」をダウンロードしてください。

1~8までのホームポジション練習が終わったら最初のメニューに戻り、「4」のローマ字練習に移動します。
ホームポジション練習ではローマ字だけを打っていましたが、ここからはタッチタイピングを実用的なものにするため、ひらがなをタッチタイプします。ホームポジション練習を確りされた方ならそんなに難しくはありません。方法は、表示されたひらがなを脳内でローマ字に変換し、あとは指を動かします。
「あ」→「a」, 「い」→「i」, 「か」→「ka」, 「き」→「ki」
あとは、練習した通りに指を動かすとひらがなのタッチタイピングが出来るようになります。
同じ方法でカタカナや漢字の場合もタッチタイピングが出来ます。

制限時間が60秒あり、最初は数文字しか打てないと思いますが、ここでも手元を見ずに画面だけを見て練習します。キーの場所がわからなくなってしまったら、もう一度ホームポジション練習に戻りましょう。
繰り返し練習することで、おのずとミスタイプが減りタイプ速度も上がります。
メニュー「2」のローマ字単語練習で1分間に100文字ほど入力が出来るようになれば、ゆっくりでもタッチタイピングが出来ると言っていいと思いますので、頑張って練習してみてください。

以上