最近、会社でちょっと古めのLinux環境を構築する業務があった。
具体的には、ubuntu 14.04 + jdk7 の環境だったのだが、この環境構築で
2点ほど困ったことがあったので備忘録として残しておこうと思う。
1.ネットワークに接続出来ない
OSのインストール完了後、apt-getを使用してjavaなどをインストールするので
外部ネットワークへの接続が必要だったのだが、これが全然接続出来ない。
最初、NICのドライバやIPアドレスの問題を疑ったがどれも問題は無く、
結構な時間悩む羽目になってしまった。
で、何が問題だったのかと言うと、なんとBIOSの設定。
今回のインストールに使用したPCは、Dellの「Optiplex 7020」だったのだが、
このPCのBIOS⇒システム設定⇒Integrated NICが「Enabled w/PXE(PXE で有効)」になって
いたことが原因だった。
PXEとはなんぞや、というのは各自でググってもらうとして、この設定を「有効」にすれば万事解決。
ネットワークに接続出来るようになった。
2.apt-getでインストールされるjavaのバージョン
jdk7をapt-getコマンドでインストールする際、端末に以下を入力する。
apt-get install openjdk-7-jre
※実際は、先頭にsudoを付けたり、まずupdateが必要だったりするが割愛
基本的には上記コマンドで問題無いのだが、今回はこれだと問題があった。
自動的にjdk7の最新バージョンがインストールされてしまうためである。
今回は上図で言うところの7u51をインストールしたいのだが、
jdk7の最新が7u80であるため、そちらがインストールされてしまうわけだ。
これを回避するには、コマンドの後ろに「=バージョン名」を入れてやれば良い。
apt-get install openjdk-7-jre=[バージョン名]
ここで入力するバージョン名は、以下のコマンドで調べることが出来る。
apt-cache policy [検索ワード]
※今回だと、検索ワードは「jdk7」あたりになる。
ちなみに、古いバージョンが必要だった理由には、
keytool – 鍵と証明書の管理ツールが関係している。
気になる人は調べてみても良いだろう。
以上