最近、とてもひどい謝罪文を見る機会があった。
具体的な文章の記載は避けるとして、
大まかに説明すると、一目で「これ全然謝ってないだろ」と分かる文章になっており、
あんなのならむしろ書かない方がまし、という恐ろしい代物だった。
ただ、では謝罪文とはどう書くのがベターなのかと言われると、意外とすんなりは出てこない。
普段から書くようなものではない、というかそんな状況になっていないことは良いことなのだが、
いざという時のために知識として知っておくのは悪いことではないと思い、少し調べてみる
ことにした。
謝罪文には、一般的に以下の3要素が最低必要らしい。
・要件
何について謝っているのか
・原因
何故そのような問題が発生したのか
・対策
再発の防止にどのような手段を用いるのか
これらの要素無しに謝罪しようとしても、
「なんかよく分からないけどとりあえず謝る」ことになり
とても最低な謝罪となってしまうわけだ。
では例として、とあるプログラムで不具合を発生させてしまい、上司に謝罪するパターンで
3要素を当てはめてみる。
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今回、日付設定機能で、一定以上未来の日付を設定すると、アプリケーションが強制終了してしまう不具合を
発生させてしまい、真に申し訳ありません。[要件]
一定以上未来の日付である場合、日付を数値に変換する処理でオーバーフローが発生してしまい
強制終了してしまっていたようです。[原因]
オーバーフローを回避するため、変数の型を変更して対応したいと思います。[対策]
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不具合の内容は超適当だが、まあこんな感じだろうか。
なるほど、一応謝罪文の形にはなっている。
ただ、この3要素は最低限必要なもの、というだけなので、場合によっては
もっと色々書く必要があるだろう。(例えば、客先相手とか)
正直、謝罪文を書く機会は無い方が良いけれど、いざ書く必要が出てきた際、
上記の3要素を基本として文面を考えたいと思う。
以上