GREE VR Studio Labの第一印象

応募期間は終了してしまいましたが、グリーがこのような試みを行っています。

VRひいては最近流行りのVTuberについて、一企業レベルでは大きな発表会かと思います。

私はあまりこちらの分野について知らないのですが、選考分野が多岐にかつ詳細に分かれている点に注目しました。

(学生対抗という催しも目を引くのですが)

選考分野が以下のようになっています。

・キャラクター表現を向上させるリアルタイムCG技術
・スマートフォンやHMDへの実装
・モーション認識/自動生成
・番組データ分析
・5G/クラウド等の通信活用技術
・ギフトや演出技術
・ボイスチェンジャー系技術
・リアルイベント向け技術
・アバター社会の到来を見越したVTuber活動分野を広げる未来技術

※「技術」は既存の工学分野に限らず番組やアートワークの制作技術なども含め、広く捉えていただいて構いません。

個人的に興味がわいたのは、「番組データ分析」「5G/クラウド等の通信活用技術」「ギフトや演出技術」「リアルイベント向け技術」「アバター社会の到来を見越したVTuber活動分野を広げる未来技術」あたりの項目です。

これまで私が目にしていなかっただけかもしれませんが、これまでVRおよびVTuber分野の発表会は主に技術面(工学面)についてのものが多かったのが、こちらについては、実際の商業経済活動に繋げられるような、より実用的な審査が行われるのが興味深いと思いました。

技術、の意味を幅広くとらえて構わないという点も、自由というよりは、より実用的な審査を受けるに必要とするスキルは評価する。という意味合いだと思います。

こういった観点で生み出されるものが、学生作品のものも含めどういったものが出てくるのか、非常に楽しみですし、各選考分野についてどのような評価点があったかも、たとえ落選作品のものであってもすべて一読の価値がありそうで楽しみです。

今月は手短ですが以上になります。

ありがとうございます。