関西某所、私はとある町工場で挑戦を続ける社長の話を伺った。
「おぅ、ワレ。そんなとこ立ってんとこっち座らんかい。ヘネネネネ」
体格が良いI氏。そしてかなり特徴のある笑い方をする方だ。
「早速ですが、Iさんは何に挑戦しているのですか?」
「兄ちゃん会話下手か。いきなり本題入ってどうすんねん。その前に軽くわしの話聞いてくれや。」
正直に申すと、早く帰りたい気持ちが強かった。だが、相手の言っている事も正しいので話を聞くことにした。
「1年前くらいにうっとこの若い衆がGmail使いましょて言うてきてや、なんや知らんけど使おか〜てなったんよ。せやけど、わし使い方いっこもわからへんから全く使うてへんかってな、ほんで若いのに教えてもろて昨日初めてログインしたら、未読が1万件近くなっとって全然仕事してへんやんけ〜てなったわ。まぁほぼ納品の催促メールやったけどな。ヘネネネネ」
「未読が1万件も溜まってたらなんか気持ち悪いやんか。せやから未読潰したろって1件ずつ見とってんけど3件目で飽きてもうたんやし。若いのになんとかならんか〜て言うたらなんとかしてくれてん。今からその若いの紹介したるわ。おぅ、ワレ。こっち来いや」
「00111000」
「こいつおもろいやろ?PCスキルと引き換えに人間の言葉喋られへんくなってん。」
「11110111」
「ん?なんかソースコード貼っつけるから見てくれや。言うてるわ。なんやねんソースコードて。オリバーソースしか知らんわ。ヘネネネネ」
# -*- coding: utf-8 -*-
from __future__ import print_function
import pickle
import os.path
from googleapiclient.discovery import build
from google_auth_oauthlib.flow import InstalledAppFlow
from google.auth.transport.requests import Request
# If modifying these scopes, delete the file token.pickle.
SCOPES = ['https://mail.google.com/']
#メールを既読にする
def remove_unread(service, id):
query = {"removeLabelIds": ["UNREAD"]}
service.users().messages().modify(userId="me", id=id, body=query).execute()
def main():
"""Shows basic usage of the Gmail API.
Lists the user's Gmail labels.
"""
creds = None
# The file token.pickle stores the user's access and refresh tokens, and is
# created automatically when the authorization flow completes for the first
# time.
if os.path.exists('token.pickle'):
with open('token.pickle', 'rb') as token:
creds = pickle.load(token)
# If there are no (valid) credentials available, let the user log in.
if not creds or not creds.valid:
if creds and creds.expired and creds.refresh_token:
creds.refresh(Request())
else:
flow = InstalledAppFlow.from_client_secrets_file(
'credentials.json', SCOPES)
creds = flow.run_local_server(port=0)
# Save the credentials for the next run
with open('token.pickle', 'wb') as token:
pickle.dump(creds, token)
service = build('gmail', 'v1', credentials=creds)
# Call the Gmail API
results = service.users().messages().list(userId='me', q="is:unread").execute()
for unread_mail in results["messages"]:
id = unread_mail["id"]
remove_unread(service, id)
if __name__ == '__main__':
main()
「00000111111」
「なんかこのサイトを参考にしてくれ言うてるわ。あとこれもやって。特にInsufficient Permissionのエラーは初見殺しやから注意してや言うてるわ。あと一度のリクエストで100件しか取得でけへんからループで回してくれや言うてるわ。取得件数が0件になったらエラーが返ってくるらしいから無限ループにはならんのんちゃうか〜。ですって。」
「素晴らしいお話ありがとうございます。改めて何に挑戦しているのですか?」
「そやな〜、何にって聞かれたら人やね。うん、人。でもこれは聞かれたからしゃーなしの答えやねん。本間は何にとかないねん。挑戦したいから挑戦してんねん。例えば、サウナに入って兄ちゃん一人や。そのうち知らんおっさん入ってきてこのおっさんより絶対に後に出たんねんてなるやろ?そうゆうことやねん。」
その後もI氏の無双状態は続き、解放の時間がやってきた。
「おっしゃ。もうこの辺でええやろ。兄ちゃんこの後暇やろ?飲みいこや。」
「いえ、私はこの後も予定があるので…」
「兄ちゃん、酒じゃ!!!」
まさに大将軍の誘い方。この後、私は8軒も付き合わされた。メールは3件で飽きてたのに。ヘネネ…..