お稽古再開の喜び

こんにちは。くるーざーです。

コロナ禍による緊急事態宣言は解除されましたが、まだ東京などでは感染者が一定数出続けているようです。ある程度は共存していくしかないのかもしれません。

一方で、少しずつ緊急事態宣言までの日常に戻っていく動きも出てきています。それに伴って、私の趣味である能のお稽古も再開される運びとなりました(狂言の方はまだですが……)。

今は9月の発表会に向け、『船弁慶』という演目の舞囃子に挑戦しています。これまで取り組んできた仕舞よりも長く、かつ笛や太鼓などのお囃子を伴うこともあって苦戦していますが、そのぶんやりがいもあって楽しいお稽古です。

段階としては、まだまだ舞を覚える域にとどまっています。自宅では声も出せず舞もできずでお稽古が滞っていたため、進行度合いとしては思わしくないですね。舞囃子は高頻度で挑戦できるようなものではないので、せっかく務めるからにはクオリティの高いものに仕上げたいところ。これから遅れを取り戻せるようお稽古に励まなければなりません。

さて、お稽古だけではなく、プロの舞台も再開の兆しが見え始めています。6月27日には京都で狂言を中心とした伝統芸能の特別舞台、「we’re back kyoto」なる催しがあります。こちらは緊急事態宣言の解除を受けて企画されたもので、当初は京都府民限定とされていましたが、最近の情勢を鑑みて近畿2府4県まで対象が拡大されました。日常が戻ってくるようで非常にありがたく感じます。

世界的にはコロナ禍はいまだに猛威を振るっており、出口の見えにくい状況ではありますが、少しずつでも以前の生活に近づいていければうれしいですね。