どうもこんにちは。
もうすぐ8月ということで、毎年見られる三大流星群「しぶんぎ座流星群」「ペルセウス座流星群」「ふたご座流星群」のうちの一つ、毎年8月12,13日あたりにやってくる、ペルセウス座流星群のことを紹介してみようかなぁと思います。
公開間に合えばいいな…
そもそも流星とは
宇宙空間にただよっている0.1mmから数cmのチリ(流星ダスト)が、秒速数十kmという猛スピードで地球の大気に突っ込んできたときに発光する現象
華やかな天文イベントで話題に上がりやすい流星ですが、現象としては、非常に小さなチリが、大気との摩擦熱で発行する現象のことを言います。
尾を引いて動く天体の発行現象といえば、彗星も似たようなものじゃないの?と思う人もいるかも知れば線が、彗星は一瞬で消える流れ星とは大きく異なる現象です。あとで触れますが、彗星が流星群の発生原因だそうです。
太陽系小天体のうち、おもに氷や塵などでできており、太陽に近づいて一時的な大気であるコマや、コマの物質が流出した尾(テイル)を生じるもの
上のリンク先にに詳しい情報が書いていますが、今年7月に観測できた彗星があったようです。今年3月に見つかった彗星で、5000年以上の周期で太陽の周りをまわっている天体とのこと。7月上旬は2等級程度の明るさでぼんやりと見えていたそうです。オリオン座のサイフ(右足の部分)の天体の明るさ程度の明るさです。7月30日時点では、西の空の低い位置で5等級程度に見えるだろうとのことですが、5等級では相当暗いところでないとみるのは難しいだろうと思います。明るさの変動はあるものの、7月上旬から中旬にかけては見られていたということからも、流れ星とは異なる現象であるということはわかるのではないでしょうか。
流星の仕組み
それでは、簡単に流星群が発生する仕組みについて紹介していきます。
上の内容で、ネオワイズ彗星という彗星を紹介したわけですが、太陽の周りには太陽系天体といわれる8天体のほかにも(太陽系惑星から外された冥王星を含め)多くの天体が回っています。そういった天体のうち小さなものの中には太陽に近づいたときに発光しながらチリを発生させる、彗星と呼ばれる天体があります。(彗星は基本的には小さすぎて球形になれず、ジャガイモのような形をしています。)
この彗星は太陽の近くを通るときに発光する現象が観測されるわけですが、この発光の時、彗星自体が流星ダストといわれるチリを太陽の周辺に残していきます。このガスは彗星の軌道にに近い軌道を保ち太陽の周りを周回します。
地球は一年かけて太陽の周りを公転しているため、毎年ほぼ同じ時期にこの彗星の残した流星ダストに接近します。この流星ダストが流星群の原因です。
流星群と放射点
今回の流星群の放射点は、ペルセウス流星群なので、ペルセウス座の方角にあります。ただ、流星群を見るときは全天を眺めましょう。
流星群の放射点というのはその方向に星が見える、ではなく、その方向に流星ダストがあるというイメージで問題ないかと思います。その点を中心にした軌道で流れ星が多く流れるというイメージです。
今年のペルセウス座流星群は、極大は13日で月明かりが明るいからうまく見えない可能性がある…とのことですが、お盆真っ只中の時期なので見やすいのではないでしょうか?
気が向いたら…外に出て星を見てみても楽しいかもしれません。