cronの設定方法

もう3月も終わりで、そろそろ暖かくなってきました。
と言うか、暑い…ちょっと気温上がりすぎですねぇ。
自分は暑いのが苦手なので、どんどんキツくなってくると思うと滅入ります。


それはさておき、表題の件です。
cronとは、Linuxでスクリプトやコマンドを自動実行するための機能で、
Windowsで言うところのタスクスケジューラーです。

以前、cronは使用したことがあったのですが、今回久々に使うにあたり調べてみたところ、
色々忘れている点があったため、備忘録的な意味も込めて書き記したいと思います。

※前提条件として、/etc/cron.d ディレクトリに設定ファイルを置く方法で書きます
「crontab -e」コマンドを使用する方法もありますが、そちらは割愛します

1.設定ファイルを用意
繰り返す時間、実行するコマンド/スクリプトを記載したファイルを用意します。
フォーマットは、[分] [時] [日] [月] [曜日] [ユーザー] [コマンド/スクリプト]です。

注意点としては、ユーザー名を忘れないこと、実行するスクリプトはフルパスで記載すること、でしょうか。
記載例は以下です。

例:毎日14時に、スクリプトファイル「/home/root/test_start.sh」をrootユーザーで実行する場合

  * 14 * * * root /home/root/test_start.sh

2./etc/cron.d ディレクトリに、作成した設定ファイルを配置
特に注意点はありません。

3.cronの再起動を実施
コマンド「service cron restart」を実行します。

4.cronが実行されているか確認
コマンド「service cron status」を実行することで確認出来ます。

この後、指定された時間に想定の動作が行われれば成功です。

おまけとして、cronの実行ログを出力したい場合、以下の処理を行うことで出力されます。
・/etc/rsyslog.d/50-default.conf ファイルを開く
・記載されている「#cron.* /var/log/cron.log」のコメントを外す
・rsyslogを再起動(コマンド「service rsyslog restart」を実行)

以上