ひるやもりです.
Objective-Cでの開発がひと段落し,一抹の寂しさを感じます.
今回は,社内でペットボトルの分別廃棄がうまく回るようになったので,そのお話をしてみたいと思います.
以前 | 飲み終わったペットボトルはほぼそのまま回収ボックスに投入されていた |
現在 | キャップとラベルは分別されてペットボトル(と缶)はきちんと潰した状態で回収ボックスに投入されるようになった |
当初社内では,ペットボトルと空き缶を回収するボックスに「キャップを外す」「つぶして入れるのベスト!」とテプラで掲示していました.
しかし「分別しても結局ビル内の集積所でひとつのボックスに入れているので無意味なのでは?」「どうせ燃やすんでしょ?」などというウワサもあり,それほど実行されていませんでした.
きっかけ
医療関係の知人から「病院でペットボトルのキャップを集めているので,捨てずにとっておいてほしい.」と依頼があったのでした.売却益で発展途上国の医療支援(ポリオワクチンの費用)になるのだそうです.(参考:「エコキャップ運動」
余談:ときどき「ペットキャップ」と書かれた回収ボックスを見かけます.判りやすくする意図なんだと思いますが「ペットボトル」は「PETボトル」が正しい表記で,「PET」とは素材名(ポリエチレンテレフタレート)です.ボトルがPET樹脂で出来ているから「PETボトル」なんですね.でも残念ながらキャップはPETではなく,「PP:ポリプロピレン」や,テレフタレートがつかない「PE:ポリエチレン」なので,「ペットキャップ」という表記は,ちょっと違うんやけどなぁ・・・と思ったり,まぁいいか,と思ったり.
ステップ1:キャップ入れを設けてみた
私1人ではそれほどキャップは集まりません.しかし,会社では人数もいるので,何倍ものペースで量がたまるはず.そこでみなさんに協力してもらおうと考え,キャップ回収ボックスを設置してみました.といっても大げさなものではなく,捨てる予定の500mlのペットボトルをカットしたものを,回収ボックスにぶら下げただけです.
そこに,色付きのキャップを一つ入れて置き,「ここがキャップ入れですよ」感を醸し出しました.
すると,ちょこちょことキャップを入れてもらえるようになりました.チャットで「集めて病院に寄付する」旨周知しました.さらにたまるようになりました.
ステップ2:ペットボトル回収ボックスの設置位置を変えてみた
当社では福利厚生で,水とお茶のペットボトル飲料がストックされています.ある日とある社員が,そのストックの位置の変更を提案し,水場と冷蔵庫の間に空間が出来ました.ペットボトルを潰そうにも,室内だと内容物でカーペットを汚してしまうかもしれません.大きな音もします.また,水場であれば,軽くゆすいで潰すことが出来ます.
というわけで,許可を得て,ペットボトルの回収ボックスを水場の冷蔵庫横に移設しました.同時に取締役の発案で「空き缶・ペットボトルクラッシャー」が導入されました.これで,心置きなくペットボトルを踏みつぶせます.香ばしい音と共にぺったんこになるペットボトルの数がうなぎ上りに増えました.
余談:ボトル潰しはちょっとした気分転換になっています.ゴミ袋の使用量も減り,使い捨てプラスチックの削減にもわずかながら寄与しますね.しかし,自治体によっては「ペットボトルは潰さないこと!」という場合がありますのでご注意ください.
ステップ3:ラベルを剝がしてみた
ラベルを剥がすのは意外と面倒です.キャップを外すよりずっとずっと面倒です.しかし,せっかく分別するならもうひと頑張り,と考えて,ラベルを剥がして入れるようにしました.ラベル付きのまま回収ボックスに入っているのを見つけたら,ついでなんで一緒にはがすことにしました.
すると,回収ボックスの中が透明で満たされ,なかなかいい感じ.調子に乗ってラベルを剥がす活動をひっそり続けていると,いつのまにかラベルがついたままのボトルが無くなっていきました.踏みつぶしたついでに,みなさんラベルも剥がしてくださるようになったみたいです.ありがとうございます!
余談:これまた自治体によっては,「ラベルは剥がさないで」というところがありますのでご注意ください.なんで正反対のことを言うのか?
理由? | 私見 | |
剥がさない派 | ラベルも再資源化するため.粉砕後に比重や風で分別できるので剥がさなくても大丈夫. | 「ラベルを剥がす手作業」があると思っていたら,自動化されている場合もあるようです.そのような設備が導入されている自治体は素晴らしいですね.ふるさと納税したくなります. |
剝がす派 | PETを高純度で集めて再資源化コストを下げたい. | キャップとラベルも純度が高いような気がする・・・キャップは受け入れ先があるので,ラベルも受け入れ先を設けたらどう? |
まとめ
環境や仕組みを,ユーザーが負担に感じない,感じにくいように構築すると,自分に何もメリットが無くても協力していただけるようになりました.コーディングやコメント規約,開発方針なども,目につきやすい場所に,使いやすく配置すると,もっと普及しやすくなるかもしれません.(はい,一番必要としているのは自分自身です・・・苦笑)
C#では,StylecopAnalizerというものがよさげですが,導入には障壁があって挫折しがち(特にプロジェクト途中からの導入はかなりハードルが高い).とはいえ,何とかしていきたいと思いました.統合開発環境では,関数ヘッダなどの挿入をサポートする機能が付くようになって便利になりました.
ステップ4:リングを外してみるチャレンジ
ちょっとでもキャップの回収量を増やそうと,キャップを外した時にボトル側に残るリングもとってみよう!としました.このリングを取る便利グッズもあるようなんですが,近くでは売ってない,売ってるやつは使い方がわからない(わかるけど説明で書いているようにはうまく外れない)のでイマイチ.
しかし,刃の大きめのカッターナイフを使い,ボトルを握ってから刃をリングにひっかけ,刃をたてて,向こう側に「えいや」と力を込めると,意外とあっさり切ることが出来ることを発見.でもこれは力もいるし,ちょっと危ない気もするので,真似されない方が良いかもしれない・・・
何か良い手はないか考え中・・・