4月末くらいに長野ー富山間を抜けるアルペンルートという道を辿りました。
立山黒部アルペンルートは標高3,000m級の峰々が連なる北アルプスを貫く世界有数の山岳観光ルートです。総延長37.2km、最大高低差は1,975m。そのほぼ全区間が中部山岳国立公園内にあります。富山県側の立山町「立山駅」から長野県側の大町市「扇沢駅」まで乗り物を乗り継ぎ、いくつもの景勝地を通って気軽に、雲上に広がる立山黒部の雄大な大自然を満喫することができます。
立山黒部アルペンルートサイトより
長野と富山は隣接する県なのですが、都市間を直線距離で行こうとすると間に飛騨山脈があるため、簡単には行き来することができません。
私も行く段階で調べて知ったのですが、車や電車で移動しようと考えると、山脈を上周りか下回りで避けていく必要があるんですよね。大変だ。
最初は富山観光として黒部ダムに行こうと思っていたのですが、移動に悩んでいたところアルペンルートを見つけて利用することにしました。
様々な乗り物を乗り継いで逆側に行ったので、早めに出ること、時間を調べてから行くことが必須かもしれません。
以下、実際の道程です。
松本駅
他県の友人と行ったので、集合場所は長野県の松本駅でした。
私は少し早めについたので松本城を見てきました。
ここから電車で信濃大町駅まで行きます。
通常のJRで約1時間くらい、特急で35分くらいです。
信濃大町
信濃大町駅で降りると、駅前にバス停があります。
先にバス停前でチケットを買い、路線バスで40分ほど揺られます。
道中、山に向かうにつれて残雪がちらほら見られるようになります。
扇沢駅
ようやっとアルペンルート入口に到達。
お土産販売と食事スペースがあるので、黒部ダムにはまだ着いていませんが、ここでも名物のダムカレーを食べることができます。
私たちはお土産を少し見た後移動しました。電気バスで16分です。
バスに乗ってるタイミングで富山入りします。
黒部ダム
着いてからダムが見える位置まで行くのに、だいぶ階段を上ります。
いやーしんどい。途中のいすで休憩しました。
ここにも食事スペースがあるので、黒部ダムを眺望できる席でダムカレーを食べました。
食事後、15分ほどダムの外壁上部分を歩いて、ケーブルカーのある「黒部湖」まで行きます。
黒部湖
ここから5分、ケーブルカーに乗ります。
斜めになってる乗り物で新鮮でした。
黒部平
降りたら次はロープウェイに乗り継ぎ、7分ほど山を見下ろしながら移動します。
大観峰
JR大阪駅等で、高い雪の壁の間をバスが走っているポスターを見かけたことはないでしょうか。
ここがそれです。
イベント期間中は、撮影できるところがあったり、雪の壁の間を歩くことができたりします。
ここで観光スポットは終了。あとは帰り道です。
ここからトロリーバスという乗り物で10分。皆ここで遊んでいたので結構並びました。
車両幅ぎりぎりのトンネル(カーブあり)を進んでいきます。
普通のバスを人が運転していると思っていたので、乗車中は運転技術すげーと話していましたが、降りてからバスをよく見ると、モノレールのように1本の軌条により進路を誘導されているバスであることに気づきました。
室堂
次は50分ほど普通のバスです。乗ってしばらくはしゃいだ後、疲れて友人共々爆睡しました。
美女平
最後に7分、黒部湖-黒部平間で乗ったのと同じケーブルカーに乗ります。
立山駅
下界到着、お疲れ様でした。
私たちはここでレンタカーを借りましたが、ほとんどの人はここから富山地方鉄道で65分かけて富山駅まで向かっていきました。
レンタカー屋さんが1軒しかないので、一旦、富山駅まで行くのが無難かなと思います。
以上アルペンルートでした。
最後の「美女平」からのケーブルカーの終電が17:30かつ、本数がどの乗り物もそこまで多くないので、時間が割とシビアです。
友人がタイムスケジュールを先に練ってくれていたので助かりました。もし行くことがあれば参考にしてください。