プラモデル制作イベントがありまして、ちょうど発売されたという記事を見ていた「ナイトライダー」を制作しました。
今見てもかっちょええ・・・ 青島文芸社さんの「ムービーメカ」シリーズで、何に引かれたかというと「音声ユニットつき」!え?しゃべるんですか?プラモデルが?それは是非作ってみたい、と思っていたものの、値段を見て、あと制作する時間もなさそうだし、ということで見送っていたものでした。
ショック①
若い人、みんな知らない。聞いたことも無い、どんなものか想像もつかないとのこと!伝説になってるんじゃないの?と信じて疑ったことが無かったので、「知らない人がいるなんて・・・」とびっくりしました。一方、年代の近い人には、女性も含めて好評でした。おっさんホイホイになっている・・・
ショック②
マイケルは、その車を常に「キット」と呼びかけるのですが、最近になってようやく、なぜキットなのかを知りました。ナレーション(吹き替えはルパンの次元大介の声でした)で、散々「ナイト2000」と聞いていたのですが、英語で表記すると「Knight Industries Two Thousand」。頭文字を並べて「K.I.T.T.」だったんですね・・・30年くらい気づいてませんでした・・・
そういえば、呼びかけ時に毎回「キット!」と言っていたのは、今どきの「Hey Siri」「OK Google」「Alexa」に繋がっていそうですね。
ショック③
塗装難しい!(急にプラモデルの話になってすみません)
説明書の手順通りに組み立てていくと、ボディーに缶スプレーで色を塗るのが手間になりそうでしたので、先に外板部分をザっと塗れそうなところまで組み立てました。(製作時間制限の都合もあり)
そしていざ塗ってみると・・・YouTubeで予習してたんと随分ちがーう!(詳細省略)
ショック④
黒塗るだけでは綺麗に仕上がらない!ザラザラ消すためにコンパウンドで磨くも、なかなかイメージ通りになりません。透明の缶スプレーを買い足して、改善しました・・・結局磨き損ねたり、磨き傷が消えなくなったりで何度も塗り直し(塗り重ね)しました。
ショック⑤
実車が買えるらしい!「プロジェクトナイト」さんとかでレプリカ制作されている模様。なんと本格的・・・エンジンキー操作や方向指示器操作がめんどうくさそうですが・・・
ナイトライダーって何?という方に、ごく手短にご説明します。
「ナイトライダー」は、1980年代にアメリカで放送されたテレビドラマシリーズです。主人公の、若き正義の騎士「マイケル・ナイト」さんは殉職した(と偽装された)元警察官で、ある富豪によって整形と声を変えられてよみがえりました。その後ナイト財団というところで私立探偵として、同じく財団によって作られたドリームカー「ナイト2000」と共に様々な事件を解決していく、というものです。
1話完結のストーリーで、毎回美女が登場します。当時のご時勢ということもあり、いろいろおおらかなところがあります。たとえばマイケルは、まず拳銃を手にすることがありません。ほとんどを、彼の愛車か、「グーパンチ」で解決します。今時のアメリカのドラマでは絶対ありえませんね・・・
少し興味を持って頂けましたでしょうか。その後続編も作られたらしいんですが、鳴かず飛ばずだったようです。KITTは私の年代の少年たちには夢のような車でしたが・・・
今だと、ChatGPTや音声合成、テスラなどでかなりの自動運転が可能になってますね・・・KITTもうすぐ本当に出来てしまいそう。
「ナイトライダー」は、しばらく前より「BS松竹」で放送されていて、無料で見ることが出来ますので、一度見てみて「キット」の魅力に触れてみてください。そして、弊社にお越しの際には、プラモに備え付けのボタンでスキャナーユニットを起動し、しゃべるキットをお楽しみください。
「ディアゴスティーニ 週刊ナイトライダー」が出た時には大いに興味がありましたが、完成品のデカさと、なにより財布に厳しいので・・・今回の1/24のサイズならなんとか。スキャナー光るししゃべるし。結構満足です。
またこの先、今回買い集めた道具や塗料、結局何度も塗りなおしたことにより得た「缶スプレー塗布スキル」を再利用すべく、そのうちまた何かまた作ってみようと思ったのでした。