プログラム仕様決めは最初が肝心

ちょっと前まで暑かったのに、月末あたりから急に涼しくなってきました。
急激な気温変化は体調不良の原因となるため、もう少し緩やかに変化してほしいものです。


さて表題の件です。

プログラム作成の目的は様々ですが、使用する人が多くなるほど気を付ける事が多くなります。

例えば自分だけが使うものならとりあえず動けば良いですし、
自社だけで使うプログラムであれば改変は容易なので、ある程度おざなりな仕様でもなんとかなります。
しかし、不特定多数の人が使用するとなると、しっかり仕様を決める必要が出てきます。

今、自分の現場ではEV用の急速充電器プログラムに関わっているのですが、
EVにコネクタを挿入した時の仕様で少々手こずる羽目になったため、一例として記載してみます。

大体のEVであれば、コネクタ挿入時に「挿入された」情報が取得出来るのですが、
一部の古いEVではその情報が取得出来ないという問題がありました。

そのため、情報が取得出来ないことを前提にする仕様で作成を進めていたのですが、
機能的に「挿入された」情報は利用価値が高く、その機能は欲しいという要望が多いことが後から判明しました。

最終的には、情報が取得出来なくとも動作するが、情報が取得出来た場合は利用することが可能という
良いとこどりの形に収まったのですが、そこに行きつくまでなかなか苦労する羽目になりました。

最初に利用価値についても考慮して仕様を決めておけば、無用な苦労を避けられたのかと思うと
最初の仕様決めは重要だったと言わざるを得ないですね。今後は慎重に進めたいと思います。

以上