ASUSの機械学習ツール「AISVision」を試用しています。AISVisionは、ASUS IoT社が提供するAIモデル作成ツールキットです。FA(ファクトリーオートメーション)や産業用機械の分野で利用される想定の製品。
とりあえず触れてみよう、ということで、雑ながら課題を設けました。
その課題は「コミックの側面を見て綺麗か古くなっているか見分けてみる」。
画像処理は入り口からが勝負!というわけで、背景と照明条件、カメラの設定を整えて、画像を収集してみました。
古本を集めて、良、並、古、警告、に分けてみました。
AISVisionの「Segmentation」を使用して、ひとまず、良と古の側面でアノテーションを実行、学習をさせてみたところ、雑なわりには学習も結果も大丈夫そう。
アノテーション中の画面(本の側面部分を囲って「良」の部分に指定している様子)
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こちらは「古」。画像ではわかりづらいですが、だいぶ茶色く変色しているものです。
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とりあえずやってみる精神で、単に矩形で囲うだけにしました。アノテーション作業と、学習を合わせて、数時間。撮影は半日くらい。
学習中の様子は次のよう(見方は目下勉強中)
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Virifierの画面で、判定結果を確認すると、100%の確率で見分けていました。(ファイル名の数字で良か古か分かる仕組みにしておいた)
「良」判定画像(右側)
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「古」判定画像(右側)
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今回は、「良」の本の側面と「古」のものを学習し、どちらの側面として認識するか、を確認したつもりですが、果たして其の通りの意図で結果が出ているのかなど、勉強を進めていきます。