【Java】JavaFX Ver.1

こんにちわ、masumasuです。
7月に入り、本格的な猛暑の到来ですが、皆様、どのようにお過ごしでしょうか。
今回は、JavaFXについて学習する機会がありましたので、そのことについて書いていきます。

JavaFXとは?

JavaFXは、Java言語でGUIアプリケーションを構築するためのモダンなフレームワークです。

JavaFXは、もともとOracleによって開発され、Java SEと共に配布されていましたが、現在はJDKから分離され、OpenJFXとしてオープンソース化されています。
これにより、Javaコミュニティによる継続的な改善を行うことが出来るようになりました。

JavaFXでは、ボタンやテキストフィールドなどの基本的なUIコンポーネントに加え、アニメーションや2D/3D描画、Webビュー、音声・動画再生といった機能もサポートしています。

なぜJavaFXを選ぶのか?

Javaで完結する:すでにJavaに使ったことがあれば簡単に使うことが出来ます。
FXMLによる宣言的UI定義:HTMLのようにUIをXML形式で記述できるため、ロジックとUIの分離が容易になっています。

CSSスタイリング:見た目のカスタマイズも、CSSを使って柔軟に変更することが出来ます。

開発環境の準備

JavaFXでアプリケーション開発を始めるには、まず開発環境の準備が必要になります。
Eclipseを使えば、JavaFX用のプラグインを導入することで開発を始めることができますが、正直なところ、設定やUI構築をすべてコードで行うのはかなり大変です💦

そこでおすすめしたいのが Scene Builder です。

Scene Builderは、FXMLベースのUIを視覚的に設計できるツールで、ボタンやラベルなどをドラッグ&ドロップで配置できるため、UI作成の非常に簡単になります。

JavaFXの開発環境構築の手順は、以下の通りです:

JavaFXのクラスパスとVMオプションを設定
特にJava 11以降ではモジュールシステムに対応するために、起動時に以下のようなVMオプションを追加する必要があります:
--module-path /path/to/javafx-sdk/lib --add-modules javafx.controls,javafx.fxml

OpenJDKのインストール
Java 11以上のOpenJDKをインストールします。公式サイトやAdoptiumなどから最新版を取得しましょう。

OpenJFX SDKのダウンロード
JavaFXライブラリはJDKには含まれていないため、OpenJFX公式サイトから対応するSDKを別途ダウンロードする必要があります。

IDE(IntelliJ IDEAやEclipseなど)への設定
OpenJFXのライブラリをIDEに追加します。プロジェクトのビルドパスにJavaFXのjarを含め、FXMLを扱う場合はScene Builderとの連携も設定します。

まとめ

今回はJavaFXについて書いていきました。

次回は、簡単なJavaFXアプリケーションを作成し、FXMLやCSSの使い方についても解説していきます。
ご覧いただきありがとうございます。