交番でまさかのセールス?安まちアプリと国際電話不取り扱いを体験

先日、落とし物の件で最寄りの交番へ行ったところ、思いがけず警察官から「安まちアプリ」と「国際電話不取り扱い受付」の案内を受けました。「セールス…?」と驚きましたが、今は交番勤務の警察官もこうした広報活動を任されているのだなと感じました。

安まちアプリ」は大阪府警が提供する防犯アプリで、ひったくりや不審者、特殊詐欺などの発生情報をリアルタイムで受け取れる“安まちメール”、地域の犯罪状況を地図で見られる“防犯マップ”、散歩がてら参加できる“防犯パトロール”、さらに“防犯ブザー”機能などが備わっています。私もインストールしましたが、当日から毎日数件の通知が届き、近所で通報があった出来事が案外多いのだと実感しました。なお、このアプリから事件を通報することはできず、通報は110番へ。通報された情報が整理され、アプリで配信される仕組みだそうです。交番ではインストールと初期設定を手伝ってもらえました。

さらに「国際電話不取り扱い受付」の申し込みもでき、こちらは国際電話を悪用した特殊詐欺への対策。自宅固定電話を対象に国際通話を受けない設定を依頼できる制度で、本人でなくても、別居でも手続き可能です。高齢世帯では「国際電話なんて来ない」と思いがちですが、対策はしておいた方が安心。私も実家の固定電話を申し込んできました。

ちなみにアプリをインストールした後、警察官が登録番号をメモしていたのも印象的でした。インストール数が成果としてカウントされるのかもしれません。少しセールス的に感じた一方で、防犯意識も高まり、家族の安全対策も強化できたので良い機会になったと思います。