WebPerformerを使い込むはずだった・・・

お久しぶりです。

えーっと前回の投稿が2024年5月・・・え!?1年4か月ぶり!?悪い冗談はやめたまへ。

まあそれだけ仕事に追われていたという訳でして、ご了承いただきたいですハイ。

さてブログが碌に書けなかった原因の仕事ですが、実は去年の3月末に終了して次の現場へ向かっていた次第です。そして4月以降はWebPerformerを使った既存システムの再構成、その画面部分の機能説明資料用のモック作成というものでした。WebPerformer・・・全く聞いたことないぞー!

WebPerformerは、簡単な設定でWebアプリケーションを自動生成してくれるローコード開発ツール。
Eclipseの派生としてインストールすることで使用できるようになるため、Eclipseを使ったことがあるなら比較的とっつきやすいでしょう。
Webアプリケーションの構成ということで言語はJavascriptとなりますが、正直使うことはほぼないかと。

通常、Webアプリケーションを作ろうとすると・・・
①画面上に配置する項目の宣言を事細かく設定する
②項目の位置を1px単位で調整する
③その項目にデータベースのカラム内容を紐づけるため、データベースの定義を設定する
④設定したデータベースのカラムと項目を紐づける
⑤画面遷移用の設定を行う
と、大雑把に書きましたが上記部分の大半がソースコードに書き出す(もしくは半分くらいはレイアウト設定で行う)ことでやっと1項目が実現する、正直言って超面倒くさいのだ!
WebPerformerはその超面倒くさい作業をソースコードを一切書くことなく、というか項目名と項目コードをキーボードで手入力すること以外は全部リストボックスでマウスクリックorドラッグだけで実現できます。(入力、入出力、出力用の項目タイプ設定やチェックボックス、ラジオボタンetc…の定義、必須設定も全部)

もちろんモバイル版専用のWeb開発もできます。デザインもちゃんとモバイル版用として設定してくれるのも開発の快適性を上げてくれています。また項目設定するとラベルも自動で作られるので、項目用とラベル用でいちいち2つ定義する必要もないのは助かります。

とまあ、最初はこのWebPerformerを使ってモック作成していき、年単位での仕事になる・・・はずだった。
なんとまさかの9月度で現在進行中のプロジェクトが、諸々の理由で全体的な見直しが必要になり全体的な仕事が中断という、想定外の結末となっちゃいました。おかげでWebPerformerを使った作業は僅か半年という短さで幕を閉じることになりました・・・。

実はWebPerformerを使う中でローコードという点が良くも悪くも無視できない懸念点がありまして・・・
①1つの画面で使用できるデータベースのテーブルは1つのみ。複数使いたいならそれ用のテーブル構成用のSQLが必要
②画面の項目配置は自動で行ってくれるが自由な設定はできず、既に別の項目がある場合は配置場所はその項目に上下合わさる形でしか設定できない(そのため、長さの違う項目を上下に配置すると他の段の項目配置場所がそれに引っ張られて表示崩れが起きやすい)
③1つの画面に配置できるグループ項目(表)は1つのみ
④画面遷移による前画面の各項目の入力内容の保持はログアウトしないとずっと保持したままになる上、別画面で同名の項目コードがあると、入力内容の保持が共有されてしまう
中断の理由こそ末端の私達には知らされていませんでしたが、恐らく既存システムの構成とWebPerformerの問題点が見事なまでにぶつかってしまい、WebPerformerでは再構成は難しいのでは・・・?という結論に至ったのではないかと思っております。

本当はニッチなWebPerformerについてちょっとずつ書いていく予定だったんですが、本格的な開発に進む前にわずか半年で畳むことになってしまい完全に没になりました。ナンテコッタイ

次からはまた趣味の話を書くことになるかもしれません。まず持続できるかが最大の問題モガモガ