秋の味覚の王様!栗の品種を知ればもっと美味しい!完全ガイド

こんにちは。ぶんじゃくです。

まだまだ残暑ある今日この頃ではありますが、今回は秋の味覚「栗」について語ってみたいと思います。


そろそろ秋風が心地よくなる(なってほしい)季節、スーパーや八百屋の店頭に並ぶ栗を見ると、いよいよ食欲の秋の到来を感じます。

ほくほくとした食感と、じんわり広がる優しい甘さがたまらない栗ですが、実は品種によってその特徴は千差万別。

今回は、美味しい栗を最大限に楽しむために、代表的な品種の特徴から、それに合わせた調理法まで、栗を愛するすべての人に役立つ情報をお届けします。


知ればもっと美味しくなる!代表的な栗の品種ガイド

日本で栽培される栗は、数多くの品種があり、それぞれに個性があります。今回は、スーパーなどで比較的よく見かける4つの品種をご紹介します。

1. 丹沢(たんざわ)

  • 特徴: 日本栗の中でも収穫が早く、8月下旬から市場に出回り始めます。果肉は黄色く、粉質でホクホクとした食感が魅力。甘みも強く、加熱すると一層引き立ちます。
  • おすすめの調理法: そのホクホク感は、栗ご飯やシンプルに茹で栗にして楽しむのに最適です。

2. 筑波(つくば)

  • 特徴: 丹沢と並んで、全国で最も多く栽培されている品種の一つです。9月上旬から収穫が始まり、粒が大きくて甘みが強いのが特徴。貯蔵性にも優れています。
  • おすすめの調理法: 粒の大きさを活かして、栗の甘露煮や栗きんとんなどのお菓子作りにも大活躍します。

3. 利平(りへい)

  • 特徴: 「栗の王様」とも呼ばれる高級品種。栽培が難しいため収穫量は少ないですが、その分、粒が非常に大きく、甘みとコクが非常に強いのが特徴です。
  • おすすめの調理法: 素材の味が濃厚なので、栗ご飯や渋皮煮など、栗そのものの風味を存分に味わう料理に最適です。

4. 銀寄(ぎんよせ)

  • 特徴: 関西地方を中心に栽培される歴史ある品種。粒が大きく、甘みと風味が豊かなことで知られています。貯蔵することで甘みが増す特性も持っています。
  • おすすめの調理法: 煮崩れしにくいため、栗の渋皮煮やマロングラッセ、モンブランなど、じっくりと煮込んだり、加工するお菓子にぴったりです。

品種に関わらず失敗しない!美味しい栗の見分け方

どんな品種の栗でも、新鮮で美味しいものを見分けるコツは共通しています。店頭で栗を選ぶ際は、以下の3つのポイントをチェックしてみてください。

  1. ツヤとハリがあるもの: 皮に光沢(ツヤ)があり、ふっくらと丸みがあるものが新鮮な証拠です。
  2. ずっしりとした重みがあるもの: 手に取ってみて、見た目よりもずっしりと重みを感じる栗は、中身がしっかりと詰まっています。
  3. 穴が開いていないもの: 虫食いの穴が開いているものは、中が傷んでいる可能性が高いです。一つひとつ丁寧に確認しましょう。

品種別のおすすめレシピ

栗の品種を知ることで、いつもの料理がさらに美味しくなります。ぜひ、品種の特徴を活かしたレシピに挑戦してみてください。

ホクホク感がたまらない!「丹沢」のゆで栗

栗本来の甘さを楽しむなら、ゆで栗が一番。丹沢のホクホクした食感と優しい甘さが存分に味わえます。

  • 作り方: 栗の底に切れ目を入れて、塩ひとつまみを加えた水で30~40分茹でるだけ。

粒の大きさが魅力!「筑波」の栗ご飯

もちもちのご飯と、大粒で甘い栗の組み合わせは、まさに至福の味。筑波の存在感が際立ちます。

  • 作り方: 下準備した栗と、酒・みりん・醤油で味付けしたお米を炊飯器で炊くだけ。

栗の王道!「利平」の渋皮煮

栗の王様である利平は、渋皮煮にすることで濃厚な風味が引き立ちます。時間をかけてじっくり煮込むことで、極上の味わいが生まれます。

  • 作り方: 重曹を使って渋皮を柔らかくし、砂糖と水でゆっくりと煮詰めていきます。

いかがでしたでしょうか? 栗の品種を知ることで、ただ食べるだけでなく、その特性を活かした楽しみ方が広がります。この秋は、ぜひお気に入りの品種を見つけて、食卓で季節の恵みを存分に味わってくださいね。

それでは今回はこの辺で。

さようなら。