秋の味覚の王様2!「柿」の魅力に迫る

こんにちは。

ぶんじゃくです。

味覚の秋シリーズと称して第2弾。今回は「柿」の魅力について語ってみたいと思います。


秋が深まり、スーパーや八百屋の店先に鮮やかなオレンジ色が並び始めると、「ああ、秋だな」と感じる方も多いのではないでしょうか。

その主役こそが、日本の秋の味覚を代表する果物、柿(かき)です。

シンプルながら奥深い柿の魅力と、もっと美味しく楽しむためのおすすめ品種をご紹介します。

柿の歴史と多様性

柿は東アジアが原産で、特に日本では非常に古くから栽培されてきました。

そのルーツは縄文時代にまで遡るとも言われ、「柿の木のある風景」は日本の秋の象徴の一つとなっています。

柿は大きく分けて甘柿渋柿があり、種類によって食感や甘さが異なります。


知っておきたい!おすすめの柿の品種

柿の世界を楽しむなら、まずはこの3品種を押さえてみてください。

1. 冨有柿(ふゆうがき)- 「甘柿の王様」

  • 特徴: 完全に渋が抜けた甘柿の代表格。果肉が緻密で、とろけるような甘さがあります。形は丸く、比較的日持ちがするのも特徴です。
  • 食感: サクサクとした歯ごたえと、あふれる果汁のバランスが絶妙です。
  • : 11月頃

2. 次郎柿(じろうがき)- 「完全甘柿の優等生」

  • 特徴: 冨有柿と並ぶ甘柿の代表品種。四角ばった独特の形で、果肉にゴマ(黒い斑点)が入りやすいのが特徴です。
  • 食感: 冨有柿に比べると硬めでカリッとした食感を楽しめます。甘さも上品です。
  • : 10月下旬〜11月上旬

3. 平核無柿(ひらたねなしがき)- 「渋抜きで極上の甘さに」

  • 特徴: 種がなく、形が平らな渋柿の代表品種。そのままでは強い渋みがありますが、**「渋抜き」**をすることで、舌触りがなめらかでジューシーな極上の甘柿に変わります。
  • 利用: 渋抜きされたものが流通するほか、干し柿の原料としても非常に優れています。
  • : 10月〜11月

栄養満点!柿の健康パワー

柿は美味しいだけでなく、栄養価も非常に高い果物です。

特に注目したいのが、ビタミンC

柿1個で、一日に必要なビタミンCのほとんどをまかなえるほど豊富に含まれています。

風邪予防や美容にも嬉しい成分ですね。

また、渋みの元であるタンニンは、アルコールの分解を助ける作用があると言われており、昔から二日酔い対策としても重宝されてきました。

日本の秋を彩る「柿」。

ぜひ旬のこの時期に、あなたの好きな品種を見つけて、その深い味わいと豊かな恵みを存分に楽しんでください。

それでは今回はこの辺で。

さようなら。