昔のアルバイト先の同僚にいわれた一言。
「にがうりさんて音楽詳しいですよね。無料でダウンロードできるサイトかアプリ知らないですか?」
私はショックでした。
一応音楽やってる身としてコンテンツに対してはなるべくお金を払いたい主義なのでそう思われている事実に。
DMM動画のライブラリも結構充実しているんですよ!!R-18!!
向こうは軽い気持ちだったかもしれないけどこの時この方とはなるべく距離を置こうと思いました。
CDはほとんどレンタルで済ませてしまいますが本当に好きなバンドやアイドルのCDはなるべく購入することで少しでも長い活動、より広い会場でのライブを実現できる一助になればと祈りながら列に並びます。Amazonでポチリます。(CDは大体定価です。)
アイドルのCDには握手会やイベント参加券などの特典がほとんどの場合で付属してきますので「体験」を買ってるような感覚です。列に並んでる時の挙動不審具合と握手の瞬間の頭が真っ白になる感覚と終わった後の多幸感は何事にも代え難く、ダブったCDは身内に配布することで有効活用しております。
脱線しましたが「コンテンツにお金を払うこと」に対する認識の差って生まれた時代によって発生してしまうので仕方ないことなのかもしれません。
物心ついたときからYouTubeや無料ダウンロードができるサイトなどを利用している年頃の子は音楽などのコンテンツにお金を払うという意識がそもそも無い場合もあるのでしょう。
ソシャゲーもある程度は無料で楽しめますしね。
この文章を書いていて無料コンテンツと人間の消費意欲についての文章を思いついたのですがそれは次回に置いておきます。
ちなみに冒頭の同僚は同い年の当時28歳でした。
有料コンテンツのcakesというWEBマガジンがあるのですが月540円支払って5年くらい購読しています。
「左ききのエレン」というものすごく面白い漫画があります。
なにが面白いのか。
ですが、それを補って余りあるキャラクター個々の魅力、作者のかっぴーさんがかって働いていた広告業界の生々しい描写に毎回唸らされます。
そして、更に唸らせられるのが印象的なセリフの数々。
エレン「そういう普通の人生が上手くできないのが・・・私は恥ずかしい・・・!!!」(才能をうまく生かせない葛藤ゆえ)
この漫画は「天才と凡人」「才能と努力」「芸術とビジネス」などをメインテーマに
絵を描くことでしか生きることができない山岸エレン(天才)と凡人だけれども大きな夢と
ひたむきな努力で少しづつ前に進んでいく朝倉光一の二人を対立軸に置いて様々な時間、場所で物語が展開されます。
(ちなみに光一は某大手広告会社勤務のデザイナー、元カノはスーパーモデル、学生時代はイベント主催したりとわりとリア充です。)
先ほどの引用のセリフ以外にも人生や仕事や恋愛などのいろんな局面で深く突き刺さるセリフが毎回なにかしろ出てきます。
漫画の面白さって決して作画が全てではないんですね。
自分の強みを把握してるからこそ生み出せるものなのかもしれません。
主人公の光一の痛々しい部分にかつての自分がすごく重なってしまう・・・。(でも私は非リア)
エレン、その才能ゆえの心の痛みが読者に突き刺さる!(免許合宿でMT車が運転できなくてAT限定に切り替えてもらったときに泣きました。
「なんで僕は普通のことができないんだろう(関係ない)。」)
気づけばまたしても才能とか嫉妬についての文章になってしまいました。
壁にぶつかってる最中なんだと思います。気になってるテーマなんでしょう。
才能・嫉妬。
それについてモーニング娘。17が最近リリースした「ジェラシー ジェラシー」という曲にちょっとした考え方のヒントが書いてあったのでまた引用。
(文字数に困ったら引用は有効なテクニックですよ!)
細いだけで羨ましいのに
女子力まで 備えてるなんて
・・・・・
・・・・・
・・・・・
間違えた!
人間 頑張る動機なんて結果やっぱりMade with Jealousy
悔しさが 明日を作る人間 脳なんてきっと多分 ほとんど Made with Jealousy
だからこそ 明日に向かう
シャ乱Qが売れるまで苦労したつんく先生が歌詞を書いて
オーディション落選組から結成されたという負けの歴史から始まっているモーニング娘。が
歌うからこその説得力があります。
この二か月、嫌ってくらい色んなことで悩みました。
どうかこの経験が未来の糧になりますように。
明けて四月からまた現場も変わりますので頑張ります。