懐かしくなりたくてPS版スーパーロボット大戦αをやった

8月半ばに個人的な目標を達成して以降、目的が無くなったのと単に疲れたのでずっとダラダラしていた。もともとこれと言って記事にするようなことが起きない人間なのに、ますますもって書くことが無くなってしまった。仕方ないので最近やっているゲームの話を書く。

PSアーカイブス スーパーロボット大戦α

中学生の頃気に入って遊んでいたものの、その当時は今よりもっと物事が続かず、終盤の戦況説明がやたらだらだら続くこともあり、いつしかゲームよりデータがいっぱいのった攻略本を眺める方が楽しくなっていた。そんでバカみたいに攻略本を眺めた割に未クリアで放置したまま、引っ越しで捨ててしまった。

30を超え日に日に昔のものが懐かしく感じて仕方ない。最近では、もしかして昔のゲームの方が今のゲームより面白かったのではないかと思うようになった。あの頃あんなに情熱を持って接していたのだ。そういったわけで実際に遊んで確かめることにしたのだ。

(ところで、知らない人は知らないかも知れないが、初代プレイステーションのゲームはダウンロード販売されておりPS3やPS Vitaで遊べる。価格も当時に比べれば手頃で、種類も豊富だ。暇さえあれば中古ゲーム屋でパッケージを眺めて過ごした時期があったのでリストを見るだけでテンションがあがる)

スーパーロボット大戦αというゲームは色んな作品のロボットが一同に介して世界を守るゲームで2000年5月25日に発売された。今もシリーズが続いているが、この作品からビジュアル面でのレベルが劇的にあがった。過去作で抱いていた「こうなったら良いけど流石に無理だよね」を叶えまくった作品で、想像を超えすぎてその当時オーパーツみたいに感じたことを覚えている。

やはり思い出は思い出

やってみた感想は「あれ、こんなだっけ」だった。思い出は5割増しぐらいになっていたし、特に好きだったところは2~3倍になってた。思い出補正恐るべしである。

もちろん普遍的な楽しさは変わらずあるものの、システム周りの稚拙さや不便さが気になる。特に、会話部分をぽんぽん進めていたら、いきなり選択肢がでてきてそのまま間違って選んじゃう、小慣れていない仕組みに単純にイラついた。効果音や音声流れている間はスキップできない仕様も鬱陶しかった。悲しいかな現代人には耐えられない。

もうしわけないのですが…

エンディングをみるべく進めているが、正直もうやめたい気持ちで一杯だ。十数年ごしにクリアするといつもより感動するのか。目下、その調査のために耐えて進めている。ゲームは完璧に移植されている。何もせずターン終了する度に、何故か資金が増えるタシロバグも健在だった。ゲームは変わっていないのだから、こちらが変わったのだ。成長したつもりなのに許容できなくなっているのがなんとも悲しい。

ふとしたところに懐かしさを感じる

ただ1点良かったことがあった。残念ながら、終盤の戦況説明が退屈な点は変わらなかった。なぜなら、何十作品分の敵がエンディングに向けてタスク消化し始めた挙句、こちらも分隊してマルチスレッドで対処していくので、事後報告と状況説明が異常に長いし頻繁なのだ。最近では読むのが面倒になったので、あくびしながらボタンをポチポチ押して適当にとばしているのだが、その行為がなぜか無性に懐かしい気持ちにさせてくれたからだ。

以上。