「どうぶつの森」の周辺

こんにちは。くるーざーです。

5月20日現在、大阪はいまだ緊急事態宣言が発令された状態にあるものの、コロナ禍もかなり収まりつつあるように見えます。緊急事態宣言自体ももうすぐ解除されるとか? 判断は21日に下されるそうで、注目しています。

さて、そんなコロナ禍の影響はいたるところに現れていますが、その影響も悪いものばかりというわけではありません。家にいながら楽しめるゲームに関しては売り上げを伸ばしており、とくに最近発売になった「あつまれ どうぶつの森」は飛ぶように売れているそうです。そのあおりでゲームハードであるNintendo Switchが品薄になっており、一部では販売が抽選制になるなど、好調さがうかがい知れます。

今回のブログは、そんなどうぶつの森に関するお話です。といっても、私もまだどうぶつの森を手に入れているわけではないので、ゲームの中身ではなくその周辺についてにはなりますが。


コロナ禍の影響もあって世界中でゲームの需要は増加しており、「あつまれ どうぶつの森」も今までのシリーズ以上に幅広い層のプレイヤーを獲得しています。結果として「あつまれ どうぶつの森」は単なるゲームではなく、より現実世界にも影響を与えうるものになりつつあるようです。実際、「あつまれ どうぶつの森」を扱ったニュース記事やコラムも散見されています。それらのうち、個人的に面白いと思ったものをいくつか紹介していきます。

  • 『あつまれ どうぶつの森』なぜ20~30代女性ユーザー急増? 理由は“新型コロナ”と“インスタ”にあり

https://realsound.jp/tech/2020/04/post-539687.html

「あつまれ どうぶつの森」には何通りもの楽しみ方がありますが、これはその中でも交流することに焦点をおいたコラムです。昨今の情勢により、今までとは違うプレイヤー層がどうぶつの森に触れ始めたこと、そしてその遊び方などが書かれています。

ちなみにですが、私がtwitterでフォローしている人の中にもどうぶつの森で友達と交流した様子をアップロードしている女性が存在しており、この記事にあるような流れがあることを実感しています。

  • メトロポリタン美術館が #あつまれどうぶつの森 に参戦。40万点の作品画像が使い放題

https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/21830

世界最大級の規模を持つメトロポリタン美術館の所蔵する作品の画像を、作中で使用できるようになったという記事。ボタン一つで非常に手軽な利用が可能とのことです。

本文は、「コロナ危機が続くなか、「あつまれ どうぶつの森」は世界最大の「オンラインアート空間」になっていくのかもしれない。」と締めくくられています。

  • 香港の民主化運動の舞台は「どうぶつの森」へ:仮想空間で抗議活動を続ける若者たち

https://wired.jp/2020/04/23/animal-crossing-hong-kong-protests-coronavirus/

  • 本土から消えた「どうぶつの森」、全てが政治化される香港

https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00030/041400097/

両者とも、香港におけるデモ活動を扱っている記事です。コロナウイルス蔓延により現実で集まっての活動が難しくなる中、舞台をゲーム空間に移し、自作のデザインで自分たちの主張を行う姿が紹介されています。

ここまでで挙げてきた記事と同じく、こちらも単なるゲームとしての楽しみ方だけではなく、たくさんの人が集まって交流を行うプラットフォームとしての側面が強調されています。

個人的には、「あつまれ どうぶつの森」のこういった点にはとても大きな可能性を感じています。

  • [FT]世界の超低金利、どうぶつの森に波及

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58712980R00C20A5000000/

イギリスの経済紙Financial Timesに掲載された記事です。どうぶつの森のアップデートに伴い、作中の銀行の金利が引き下げられたことを紹介しています。

金利の引き下げ自体はある裏ワザを防ぐために行われたものなのですが、それが経済紙で紹介されるというところが非常に面白い。どうぶつの森に対する関心の高さがうかがえます。


「あつまれ どうぶつの森」は現実世界をも引き込んで、大きな波を引き起こしています。これからも、どうぶつの森の周囲でどういった現象が巻き起こっていくのか、注視していくつもりです。