海に生きる魚 < 海洋プラスチック @ 2050年

以前ブログでも紹介しましたが「ペットボトルキャップを回収しやすい仕組みの導入」によって、社員のみなさんがキャップの回収だけでなく、ボトルのラベルを剥がして、ボトルをつぶして分別廃棄に協力してくださるようになりました。その後も順調にキャップが回収できていて、ペットボトル回収ボックスの中も白い(色のついたラベルが少ない)状況が続いています。有難いです。

さて、海洋プラスチックという言葉を目にしたり耳にしたりする機会が増えてきたように思います。

海洋プラスチックとは:
 人間が製造して使用した後、適切に処分されなかったために海に流れ出てしまった、プラスチック製のごみ。

非常に軽く、丈夫で長持ち。とても使いやすい素材であるプラスチックですが、その性質が仇となって、一度環境中に漏れ出してしまうと、多くが海に達してしまい、そのまま何十年~何百年も分解されずに残り、世界中の海を漂ってしまうそうです。

その海洋プラスチックは、毎年800万トン、最近のUNEPの報告では1100万トンも新たに流出していて、このままのペースでいくと2050年に地球の海にいる魚の全ての重量を超えてしまうと予測されていました。

2050年には海洋プラスチックごみは海の魚の量を上回り、消費する原油の20%がプラスチック生産に使用されると予測されている。(WWFジャパン 2018年10月26日記事)

UNEPとは:
 国連環境計画。国際連合総会の補助機関。(https://ourplanet.jp/)

でも、それの何が問題なのか?

最近ではいろんなものがプラスチックで包装されているので、間違って呑み込んだりしそうなものですが、それが問題となっているような気がしません。なので、Google先生に何かご存知ないか尋ねてみました。

海洋プラスチックの問題とは:
国民生活センターのチラシ(https://www.kokusen.go.jp/wko/pdf/wko-202102_07.pdf)には、

  1. 従来からの散乱ごみに伴う問題と同様の、景観や環境汚染問題
  2. 海洋生物に絡まったり、生物が摂取したりすることによる影響、それらと同時に漁業や観光業への影響
  3. プラスチックに含有されている有害物質が溶出すること、マイクロプラスチックに有害物質が付着し運ばれることによる人の健康等への影響

が考えられる、と記載されていました。

なんだかよくない気がしてきました・・・

つづく