残念だが仕方のない話【THE FIRST SLAM DUNK】

こんにちは。ぶんじゃくです。

河津桜は咲くも、いまだ厳しい寒さが続く今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、今回は2022年12月に上映開始された「THE FIRST SLAM DUNK」の円盤が発売されましたので、この映画について話をしたいと思います。

ネタバレ全開なので、嫌な方はブラウザバックを。


今回は、「原作と違う(あるいはカットされた)ところ」について、残念だった点について話をします。

前置きをすると、THE FIRST SLAM DUNKは最高の映画です。

今から話すのは「映画が故、テーマが故、諸々な理由で改変されたがため、もう一度原作を読みたい」そういう話です。

それでは、どうぞ。


三井に対する皆のコメント

序盤で、三井が3Pを決め赤木にアシストを出したとき、ベンチで安田が

「中学MVPを取った頃は今よりもすごかったのか?」

と木暮に聞く場面が原作にあり、しかし木暮は

「ブランクが長い分、あいつは過去を美化する傾向がある」

と話します。

すると安西先生が

「今の君はもう十分あの頃を越えている」

とつぶやく場面があるんですが、この辺はカットされています。

原作で三井を見てきた読者なら絶対に入れてほしかったところ。

三井が自分でも知らない成長を遂げていたことを物語るシーンです。


流川のオフェンスの変化

映画では、流川は沢北にやられっぱなしのイメージがつきます(桜木からもそう言われてしまう)が、流川は1on1にこだわってやはり沢北に勝てません。

しかし、突如それを捨て、パスを出し始めることで試合の流れは変わります。

「あの流川がパスを!」

というセリフは、まああの映画だけを見ても何のことかわからないことでしょう。

インターハイに行く前、流川は陵南の仙道と1on1をします。

アメリカに行きたいと安西先生に打ち明ける流川でしたが、安西先生は

「君は仙道君に及ばない」

と一蹴されてしまい、その理由を確めるためです。

勝負はほぼ引き分けで終わりますが、仙道が

「お前は1on1も試合もプレイが一緒だな。1on1でお前を止められるやつはそうはいないだろう。しかし試合となると話は別」

と言います。さらに

「1on1もオフェンスの手段の1つにしか過ぎない」

とまで言います。

流川がこのことを思い出し、味方にパスを出し始めるのですが、まあこれも仙道とのエピソードやら描かなければならないのでカットされたのでしょう。

あそこは流川が覚醒する名シーンなだけに、非常に残念です。


魚住のかつらむき

がない。

まあ当然と言えば当然ですかね。

試合中にいきなり包丁を思った男が倒れた選手の上で大根のかつらむきをしているんですから。

ちょっとリアリティ的にもテンポ的にもおかしいですよね。

でも

「華麗な技を持つ河田は鯛。お前に華麗なんて言葉が似合うと思うか、赤木。お前はカレイだ。泥にまみれろよ。」

と魚住が赤木に伝えることで、赤木は自分は自分、河田は河田。

河田のように自分が主役にならなければ湘北は負けると思っていたがそうではない。

主役を張れる選手は他にもいる。

自分が泥にまみれ引き立て役になることで、湘北は戦える。

そのことに気づき、一念発起する場面です。

そしてそんな赤木を見て三井もまた疲れ果てた自分を奮起させる名シーンです。

が、前述の通り、さすがにといったところでしょうか。泣く泣くカットです。


いかがでしたでしょうか。

他にもまだ「原作と違うぞ」というところはたくさんあるのですが、個人的に大きかったのはこの辺です。

それにカットや改変があったからこそ、映画としてうまくまとまっていて観やすかったようにも思います。

重ねて言いますが、THE FIRST SLAM DUNKは最高の映画です。

そして、もう一度原作を読んで泣きたいと思いました。

それでは今回はこの辺で。

さようなら。