おでかけ記・2023年新春

ちょっと遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。くるーざーです。

2023年初頭は、帰省からの帰りに寄り道し、大分県は宇佐神宮に参詣してきました。今回はそのお話。


そもそもなぜ宇佐神宮を目指したかというと、僕の個人的な習い事の能で次に舞う仕舞「清経」ゆかりの地だからです。

能「清経」は、源氏方に追われ入水を遂げた平清経の様子を描いた作品ですが、その一場面として清経が宇佐神宮に救いを求めて祈りを捧げに行くシーンが存在します(この祈りは結局実らないわけですが……)。せっかくの「清経」を舞う機会なので、関わりのある土地を訪ねておこうと思い、足を運んだ次第です。

宇佐神宮のある宇佐市は、大分県北部に位置しています。北九州市のJR小倉駅から普通電車で1時間半ほど揺られ、最寄り駅の宇佐駅へ。

これは宇佐駅近辺の山際で燦然と輝く「USA」。

宇佐神宮は初詣に訪れる人も多いらしく、宇佐駅からは臨時のシャトルバスが運行されていました。「USA」に見送られつつ、今度はシャトルバスに乗り換え宇佐神宮に向かいます。

到着!

宇佐神宮は全国4万社余りの八幡宮の総本宮ととても高名なこともあり、人出も多かったです。常設の土産物屋だけでなくお祭りのような出店や猿回しなども来ており、かなりにぎやかな雰囲気でした。

お店の冷やかしもそこそこに本殿に向かいます。本殿は小高い山の上にあり、なかなか厳かな雰囲気。宇佐神宮の本殿は一之御殿・二之御殿・三之御殿と3つに分かれており、それぞれ参詣します。

その後、参詣を終えてからも境内を散策しましたが、よく整理された宝物殿があったり、能楽殿があったり、池があったりと見どころが多くて歩きがいがありましたね。


単に参詣しただけではありましたが、なかなか充実した旅程でした。

訪れただけで終わっても仕方ないので、ちゃんと仕舞を舞えるようお稽古しようと思いつつ、今回は筆を置こうと思います。