eclipseのプロクシ設定はどこに作用するのか、について

そろそろ涼しいから寒いに切り替わっていく今日この頃。
今くらいが実に丁度良いので、しばらくこのままの気温を維持してほしいところです。

さて、表題の件です。
以前、自分はプロクシ環境でのeclipse設定について少し書きました。

しかしこれはMavenに特化して書いており、全体の構成については分からない部分があるなと思ったため
今回改めて書いてみることにしました。

まず大きく分けて、eclipseに関係するプロクシ設定は3つあります。

1つは、eclipse自体のプロクシ設定。
1つは、eclipseにインストールされているツールで使われるプロクシ設定。
1つは、作成したプログラムで使用するプロクシ設定。

一口にプロクシ設定といってもこれらは全く別物です。以下、個別に説明します。

・eclipse自体のプロクシ設定
これは、eclipseの設定画面を開き、一般⇒ネットワーク接続で設定するもののことです。
パッと見、これさえ設定しておけばOKと誤解してしまいそうになりますが、
この設定が作用するのは、eclipseに新規ソフトウェアをインストールしたり、eclipseの更新を確認する時です。
インストール済みのソフト使用時や、作成したプログラムに対しては全く作用しません。

・eclipseにインストールされているツールで使われるプロクシ設定
Mavenのプロクシ設定などが、これにあたります。
各種ツールが外部ネットワークに接続する必要があるなら、それぞれ個別に設定が必要となります。

・作成したプログラムで使用するプロクシ設定
これは例えば、外部ネットワークに接続するWebSocketプログラムを自作し、それをeclipse上で実行した場合などですね。
eclipseのプロクシ設定とは何の関係も無いため、プログラム内で使用したライブラリのプロクシ設定を行う必要があります。

こんな感じでしょうか。冷静に見てみるとそれぞれは別の設定だと分かるのですが、
思い込みにより「eclipseのプロクシ設定はされているのに、何故このプログラムは外部ネットワークに接続出来ない?」と
なることもあるので、気を付けたいところです。

以上