超高速!参勤交代 リターンズ 感想

こんにちは。ぶんじゃくです。

ゴールデンウィークも終わり、5月病も流行りだしていると聞く、今日この頃。

依然規制緩和されたとはいえ、コロナの影響も続くこの微妙な時期、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、今回はちょっと古い映画のお話になりますが、「超高速!参勤交代 リターンズ」についてお話したいと思います。


超高速!参勤交代 リターンズ

は、2014年に公開された超高速!参勤交代の続編で、2016年に公開されました。

時は江戸時代の中期、八代将軍徳川吉宗の時代。

とある謀略により、湯長谷藩(福島県いわき市)に「5日で江戸(東京)へ参勤せよ」との命が下る。

この無理難題に対して、何とか江戸への参勤を成功させたものの、「帰るまでが参勤交代」。

その帰り、なんと国元湯長谷藩で一揆(農民反乱)が起こったという知らせが。

藩主不在の中の一大事。

今度は「2日で湯長谷へ帰らなければならない」という、往路に対してさらに無茶な復路。

そして、またしてもこの無理難題には、ある陰謀が渦巻いていた…。

と、概要はこのようなもので、もっと詳しい概要あらすじについてはWikipediaやその他サイトをぜひご覧ください。

以下、個人的に思うところがあったポイントを、極力ネタバレのない範囲でお伝えしたいと思います。


1.殺陣多め

前作と比べてですが、殺陣(斬り合い)が多めです。

個人的にはもう少し控えめでもいいかなと思いましたが、毎度家老の相馬が知恵を振り絞り大名行列を作り上げ関所を通過するシーンは好きだったため、その点は少し残念です。

しかし、今回は2日という短期間での移動慣行ということもあり、そういう構成になるのもやむを得なかったのかもしれません。


2.大岡忠相がかっこいい

大岡忠相というとあまりなじみがないかもしれませんが、「大岡越前」というと聞いたことがある方はいるかもしれません。

日本の時代劇ドラマ史を語るに欠かせないこの大岡忠相ですが、彼がこの映画に登場します。

殺陣シーンはあまりないのですが、彼の立ち振る舞いそのもの、また明快な裁き、それがかっこいい。

古田新太の名演技にも注目です。


3.史実を少し学ぶ下地と推察する必要がある

若干のネタバレになってしまうのですが、この作品勧善懲悪ではあるのですが、いまいち釈然としないところもあります。

ただそれは、当時そもそも八代将軍吉宗がどういう人物であったか、どういう政治体制だったか。

各々歴史上の人物についてどういう立ち位置であったのか、等を少しだけ把握することでぐっとおもしろさが変わると思いました。

史実を知っていることで「ああ、これは~だからそうしなかったのだろうな」等、推察する必要もあるかと思います。


だいたいこんなところなのですが、個人的には基本コメディとして楽しめました。

内容もすっと入ってくる感じになっているので、その点オススメです。

ただ歴史好きの方にとってはちょっと物足りないかもしれませんね。

ぜひ興味が湧いた方、観られてみてください。

それでは今回はこの辺で、さようなら。